山寺の愛称で親しまれている山形の立石寺(りっしゃくじ)。
京都や日光など、全国に紅葉の名所は数々ありますが、東北に来たら、ぜひ立ち寄ってほしい紅葉ポイントの一つです。今年は10月下旬~11月中旬が見頃とのことですよ。
“山寺”の愛称で親しまれている「立石寺(立石寺)」とは
山寺は、1,100年前、慈覚大師によって創建されたと伝えられる天台宗の由緒ある寺。
正式には、「宝珠山 阿所川院 立石寺」といいます。
何が有名なの?
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだ芭蕉の句で有名な寺です。
また、「一段一段登るごとに煩悩が消滅していく」と云われる1,015段ある石の階段も登るべき名所。石の階段を上った頂上で、芭蕉の眺めた同じ景色を眺めるもよし、紅葉に彩られた山々の絶景を愛でるのもよし。
山の荒々しさ、美しさ、繊細さを一年を通して感じられる場所です。
意外と近いんです
“山寺”と聞くと、山奥で遠いというイメージですが、仙台からもアクセス抜群の場所。1時間ほどで行けるので、日帰りも可能です。
思い立ってすぐに足を運べるのは魅力の一つですね。
最寄りの山寺駅から登山道までは徒歩約8分。車で行っても駐車場から近いので、
着くとすぐ山寺の全貌を見渡すことができます。
<アクセス>
■仙台から
・電車(仙山線)で50分
・車で1時間30分
■山形駅から
・電車(仙山線)で20分
・車で30分
■蔵王温泉から
・車で60分
■天童から
・車で15分
駐車場の種類や規模も大きいし、食堂やお土産屋で買い物をすると無料になるところもあるみたいです。
車で行く方はぜひチェックしてくださいね。
スタートはこちらの階段から
一歩ずつゆっくりと
煩悩を消滅させると云われている、石で出来た1,015段の階段。
緑の生い茂る木々を見上げ、無心なるのもよし、
マイナスイオンを浴びながら、ゆっくりと登るのもよし。
石段の段差は低く歩きやすいでのすが、傾斜がかなり急なので、
慈覚大師も足を休ませたという途中の御休石などで休憩しながら進むのもおすすめです。
根本中堂(こんぽんちゅうどう)でお参り
国指定の重要文化材でブナの建造物としては日本最古のものです。
堂内には比叡山延暦寺から移された“不滅の法灯”が今も灯されているようです。
仁王門を抜けた先には
急な傾斜の階段を進む先に、パッと開けた視界が。
その先には、大きな岩の絶壁に立つ開山堂の姿。山寺の中でも最も古いと言われている納経堂で山形県指定有形文化財となっており、真下には慈覚大師の墓もあるようです。
五大堂からの眺めは絶景!
岸壁に反り出すように作られている五大堂は、眼下の風景を一望でき、山寺の全貌を見渡せる一番の絶景ポイントです。
紅葉の時期は、五大堂から向かいの山々を同じ目線で見ることができるので、まるで自分が紅葉の上の空に浮いているような感覚も味わうことができますよ。
ぜひ見て欲しい木の葉の色づき!
参照:http://blogs.yahoo.co.jp/nabeiso/25627417.html
10/23〜11/6は宝珠山のライトアップも
いつもと違った幻想的な山の風景を見ることができますね。
参照:山形市観光協会http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/db/cgi-bin/search/search.cgi?panel=detail&d01=111538752345411
山寺の魅力は秋の時期だけではありません。
春は桜、夏は新緑、冬は枝や葉が雪を被る雪持ちなど、季節によって、一年中楽しめる東北の観光名所です。