温麺と書いて「うーめん」
一見するとそうめんのようですが、その長さはわずか9センチほど。地元で長く愛され続けている名物のひとつです。
「温麺」の由来は、今から400年前の江戸時代初期。胃病の父を心配した孝行息子が、旅の僧から油を使わず胃に負担をかけない麺の作り方を教わったところから始まります。「小麦粉」と「塩水」だけで造った麺を父に食べさせたところ、食欲が戻りたちまち回復。この話が広まり、白石の領主の片倉公からその温かい思いやりを誉められ「温麺」と呼ぶことになったと伝わっています。
夏は冷たく、冬は温かくしても美味しい白石温麺。油を使用していないのでさっぱりとしています。一口で啜れる長さ、もちっとした歯ごたえは食べ進めるとその舌触りの優しさがクセになるほど
高齢の方や子どもにも食べやすく、小さな鍋でもゆでやすい。まさに温もり溢れる麺です。