大晦日の夜に鐘が聴こえると1年の終わりと新しい年の始まりを感じますよね。
松島町にある伊達政宗公のゆかりの場所、瑞巌寺では毎年、除夜の鐘を大晦日の21時過ぎより参拝者が1回ずつ撞くことが出来ます。
新年が良い年であるよう祈りを込めて撞かれる鐘の音は、境内の木々が揺れる中、厳かに響き渡り災いや苦しみを遠ざけてくれるような気がします。
また、古くから伝承されている「火鈴様」と呼ばれる火伏の修法があり、同じく大晦日の21時頃より元旦の朝4時頃まで、松島町内を僧侶が大きな鈴(火鈴)を鳴らし経を唱えながら歩きます。
「火鈴様」には一年の厄払いの意味がありますが、その姿を見たり、鈴の音を聞かずに年を越すのは禁忌とされているそうです。古くから続く行事と一緒に伝わる言い伝えについて考えるのも興味深いですね。
■基本情報
瑞巌寺 除夜の鐘・火鈴様
開催日:2017年12月31日(日)~2018年1月1日(月)
住所:宮城郡松島町松島字町内91
TEL:022-354-2023
公式サイト:http://www.zuiganji.or.jp/