自然に富む昔懐かしい美しい山里と言われる、坪沼にある八幡神社。
ここで、平成元年から平家琵琶の演奏会が行われています。
かがり火に照らされた境内には、エキゾチックな小さなやぐらがあって、そこで演奏が行われます。
蒸し暑い7月の夜、平家琵琶の音が境内に響き、とても神秘的で風情があって感動的です。琵琶の音などはあまり馴染みがないと思いますが、聴くと胸にしみいるような素晴らしさがありますよ。
この琵琶演奏は大人気で、これを目当てに遠方から多くのひとが訪れます。平曲は室町時代に流行し、江戸時代には幕府によって能と同じく 保護されていたそうです。現在は名古屋と仙台にわずかに奏者が残っているのだそう。
そんな貴重な演奏が、この幽玄な舞台で披露されるのはうれしいことですね。
さらに「坪沼祭囃子」の演奏や、ホタル観賞、出店や人気の産直市などもあり、人気です。
八幡神社の周囲は田んぼですが、ホタルがふわりふわりと光り、行き帰りの道も楽しめますよ。
■詳細情報
蛍と平家琵琶の夕べ
開催日:毎年7月
会場:坪沼八幡神社
住所:仙台市太白区字舘前東69
電話:022-281-2040 (仙台市生出市民センター)
公式ホームページ:tsubonuma.org/hotaru/hotaru.htm