仙台随一の紅葉の名所ともいわれる、「瑞鳳殿(ずいほうでん)」。
仙台駅からタクシーで15分。
仙台の観光スポットを巡る「るーぷる仙台」という観光バスに乗っても
役15分で到着します。
今回は、秋の瑞鳳殿の魅力をお伝えします。
瑞鳳殿ってどんなところ?
瑞鳳殿は、仙台藩主伊達政宗公の遺命により、
政宗が亡くなった一年後の1636年(寛永13年)に、
仙台中心部の西南にある丘陵地、経ケ峯に造営された霊屋(おたまや)のこと。
地元の人は、瑞鳳殿と呼ばず「霊屋(おたまや)」と呼ぶことも多いようです。
本殿、拝殿、御供所、涅槃門からなり、
桃山文化の遺風を伝える豪華絢爛な廟建築として国宝に指定されていたものの、
戦火で焼失。
現在の建物は装飾もその規模も、焼失前の瑞鳳殿を再現させるために、1979(昭和54)年に再建されたものです。
62段の石段を登って、境内入口へ
経ケ峯は丘陵地。
「瑞鳳殿参道入り口」でバスを降りると、樹齢数百年という老杉に囲まれた参道を登っていきます。
経ケ峯は、伊達家の聖域として長年禁断の地であったため、藩政時代のままの自然環境が今も残っています。
表参道入口では、紅や黄金に輝く木々が迎えてくれます。
伊達62万石に由来する石段を登って手水舎へ
「伊達62万石」の石高と同じ62段の石段を登ると、境内入口に到着。
日ごろが運動不足だと、少しつらくも感じますが、
秋の季節は赤と黄色の紅葉が、歩く人々を応援してくれます。
石段を一段一段登るうちに、都会の喧騒から離れていくのを感じます。
ここが、仙台駅からほど近いところにあることを忘れてしまいそうな厳かな雰囲気です。
手水舎で清めた後は、いよいよ政宗公が眠る瑞鳳殿へ。
豪華絢爛な桃山様式と紅葉のコントラストが見事
政宗公の霊屋である「瑞鳳殿」、その向かいにある二代忠宗公の霊屋「感仙殿」、三代綱宗公の霊屋「善応殿」。
伊達家の威風を伝える、漆黒の中に赤や緑、黄色が力強く豪華に描かれた桃山様式の建物と、それを引き立てるような紅葉の鮮やかな色彩が溶け合い、
他の地では見られない、ここだけの力強くもはかない紅葉が楽しめます。
瑞鳳殿 紅葉の見ごろ
10月25日頃~11月後半まで
「瑞鳳殿」
【住所】 〒980-0814仙台市青葉区霊屋下23-2
【アクセス】 JR仙台駅よりタクシー15分
仙台駅発「るーぷる仙台」「瑞鳳殿前」下車徒歩10分
【見学等料金】 個人:大人550円、高校生400円、小中学生200円
団体(20名以上):大人450円、高校生350円、小中学生150円
【営業時間】 9:00~16:30、12月・1月9:00~16:00
【駐車場】 普通自動車:あり(無料)
※飲食施設はありませんが、売店はあります。
■瑞鳳殿 公式サイト (紅葉情報)
http://www.zuihoden.com/autumn/127