子供の頃に読んだ絵本の中に、林明子さんが手がけた「はじめてのおつかい」があるという方は少なくないはず。
柔らかなタッチで描かれる子供の表情や繊細な心の動きなど、林さんの描く作品の数々は、今日に至るまで子供や大人の心をひきつけ広い世代に愛されています。宮城県美術館では所蔵されている林明子さんの絵本原画を中心に「絵本のひきだし 林明子原画展」を開催しています。
「はじめてのおつかい」が誕生して40年、初期のイラストレーター時代の作品から、林さん自身が創作した数々の物語、「はじめてのおつかい」や近作の「ひよこさん」までを一堂に展示し、多彩な制作を支える技法にもスポットを当てています。
作家の創作の「ひきだし」に迫る原画展では約200点の原画や資料をみることができますので、林さんが描き出す懐かしく優しい世界と魅力を、ぜひ覗いてみてくださいね。
■基本情報
絵本の引き出し 林明子原画展
開催期間:2018年4月7日(土)~5月27日(日)
開催場所:宮城県美術館
住所:仙台市青葉区川内元支倉34-1
TEL:022-221-2111
開館時間:9:30~17:00
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合その翌日)
公式サイト:http://www.asahi.com/event/hayashiakiko/