「定義山」または親しみをこめて「定義さん」と仙台の皆さんに呼ばれている「西方寺」。
「定義」の読み方は「じょうぎ」「じょうげ」と2通りあるそうで、その由来は平安時代までさかのぼるそうです。
平清盛の家臣であった平定義(たいらのさだよし)が平氏滅亡後に落人としてこの地に落ち延び、一門の冥福を祈って寺院を建立し阿弥陀如来を安置したのが始まりとか。その名前「定義」が寺院名に転じたということです。
境内には五重塔、日本庭園、そして2本のケヤキがいつしか1本になった「縁結びの神木」があります。
縁結び以外にも、子宝・安産祈願に訪れるひとも多いとか。また、定義さんの参道にはあの名物が……その話はまた後日にすることとしましょう。
好天の日はもちろんですが、梅雨の時期もなかなかシャレたもの。雨にしっとりと湿った境内は美しい光景です。ぜひいちど参拝してみてください。
◇定義如来西方寺のアクセス
・バス:仙台駅10番乗り場「定義」行き乗車→終点「定義」にて下車すぐ